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告知は一回じゃ届かない、イベント出展者が知っておくべきSNSの基本

  • 執筆者の写真: 日本スチームパンク協会
    日本スチームパンク協会
  • 1 日前
  • 読了時間: 11分
記事タイトル「告知は一回じゃ届かない——イベント出展者が知っておくべき『届ける』ための設計図」。下部には「SNSの基本から投稿のタイミングまで、作り手の労力を無駄にしないための実践的アプローチ」というサブタイトルが添えられている。

喫茶蒸談へようこそ


「出展、申し込んだ!」


そこまではいい。問題はその後だ。


告知しなきゃ、とはわかってる。でもどのタイミングで、何を、何回投稿すればいいのか。同じことを繰り返すのはしつこいんじゃないか。値段まで書いていいのか。そもそもインプレッションって何なのか。


作品を作ることに比べて、届けることは、案外誰も教えてくれない。


今回の蒸談は、いつもと役割が逆になる。イベントディレクターとして主催側に立ち続けてきたMaRyが、出展者として動くことになったツダイサオに、告知の基本を伝える回。



■この対談に登場するふたり


MaRyの発言アイコン

MaRy(マリィ): 日本スチームパンク協会 代表理事。イベントのディレクターとして主催側に立つことが多く、出展者として参加する作家たちの動きをいちばん近くで見てきた人。今回は珍しく、解説役として対談を引っ張る。


ツダイサオの発言アイコン

ツダイサオ: 日本スチームパンク協会 理事。物事を論理的に捉えるタイプだが、今回は出展者として初めてイベントに向き合う立場で素直に話を聞く回。


※この記事の図解画像はNotebookLMを使用して作成しています。

「また同じこと言ってるって思われない?」

左側には「何度も同じ投稿をするのはしつこい?」「嫌われそうで怖い」という出展者の不安が書かれたメモ。右側にはそれに対する回答として「前提が間違っている。一回の投稿では全員に届かない。しつこいと感じているのは自分自身だけ」という解説が対比されている。

ツダイサオの発言アイコン

今度のイベント、出展側として動くことになったんだけど。


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あ、そうなんだ。告知はどうするつもり?


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する気はあるんだけど……何回も同じこと投稿するのって、しつこいと思われないかな、と。


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あーそれ、みんな言う(笑)。


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そう思うじゃない。「また同じ人が同じイベントの話してる」って思われそうで。


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でもそれ、前提が間違ってるんだよね。


ツダイサオの発言アイコン

前提が?


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そもそもインプレッションって何かわかってる?


ツダイサオの発言アイコン

表示回数……じゃないの?


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表示回数は合ってる。でも「表示された」と「読まれた」は別だし、「読まれた」と「届いた」も別なんだよ。


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あ、それは確かに。


そもそもインプレッションとはなにか


インプレッションの性質を図解。左側のベン図は「今日の100人と明日の100人は別」であることを示し、右側の逆三角形(ファネル)は「表示回数(インプレッション)」が最も多く、そこから「読まれた数」「本当に届いた数」へと絞り込まれていく構造を説明している。

MaRyの発言アイコン

インプレッションってね、投稿が画面に表示された回数のこと。スクロールして視界に入ったら1カウント。読んだかどうかは関係ない。


ツダイサオの発言アイコン

流し見でもカウントされるってこと。


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そう。だからインプレッション100って「100人がちゃんと読んだ」じゃなくて、「100回画面に表示された」ってだけなんだよね。実際に内容まで見た人は、もっとずっと少ない。


ツダイサオの発言アイコン

そう考えると、数字の見え方が変わるな。


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しかもそのインプレッション100、毎回同じ100人じゃないんだよ。


ツダイサオの発言アイコン

それはどういうこと?


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今日の話、基本はXを前提にするね。スレッズとかブルースカイでも考え方は応用できるから。


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なるほど。


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Xってフォロワー全員に届くわけじゃなくて、アルゴリズムが「誰に見せるか」を投稿ごとに判断してるから。


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毎回フィルタリングされてるってこと?


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そう。今日の投稿で届いた100人と、明日の投稿で届いた100人、重なってる部分もあるけど全然違う100人でもある。


100インプレッションの正体



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同じフォロワー数なのに、毎回届いてる人が違うってこと、ちゃんと意識したことなかった。


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ほとんどの人が意識してないよ。だから「また同じこと言ってる」って思われるのが怖くて、告知を一回で済ませようとする。


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一回で全員に届いてると思ってるから。


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でも実際は、一回の投稿でフォロワーの何割かにしか届いてない。タイミングも関係してて、投稿した時間にたまたまXを開いてなかった人には届かないこともある。


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「しつこい」と思われてる相手は、たぶん全部の投稿を見てる少数の人で。


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そう。大半の人にとっては、それぞれの投稿が「初めて見た情報」かもしれない。繰り返してるように感じるのって、自分のタイムラインから全部の投稿を見てるあなただけなんだよね。


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じゃあ、投稿する時間を変えてみるのも有効?


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それ、やってみると面白いよ。予約投稿を使っていつもと全然違う時間に出してみると、インプレッションは低くなることもあるんだけど、それって単純に「いつもと違う層に届いてる」ってことでもあるから。


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数字が下がっても、届いてる人が変わってるだけ、か。


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そう。ただやりすぎるとアルゴリズム的には不規則な動きとして嫌われることもあるから、ほどほどにね。あくまで「たまに試してみる」くらいの感覚で。


ツダイサオの発言アイコン

なるほど……自分視点と、受け取る側の視点が全然違うんだな。


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それがわかると、告知に対する気持ちが変わってくるでしょ。


イーロン以降、Xは何が変わったか


天秤のイラストを用いたアルゴリズムの解説。左側の「拡散される(優遇)」皿には返信・引用・いいね等のコミュニケーションが、右側の「制限される」皿には外部サイトへのリンク(URL)や過度なハッシュタグが載っている。「内部で会話が生まれる投稿を優遇する」という結論が記されている。

ツダイサオの発言アイコン

でもさ、よく「URLを貼らないほうがいい」とか「ハッシュタグを使うとリーチが下がる」って聞くんだけど、あれって本当なの?


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本当だよ。イーロン・マスクがTwitterを買収してXになってから、アルゴリズムの方針がけっこう大きく変わったから。


ツダイサオの発言アイコン

どう変わったの?


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一言で言うと「X内でのコミュニケーションを重視する」方向になった。返信とか引用とかいいねとかリポストとか、そういうエンゲージメントが高い投稿を優先して広める仕組みに。


SNS投稿画面の設計図。本文はリンクを入れず会話のきっかけを作る、外部URLは「リプライツリー」に繋げる、ハッシュタグは「#スチームパンク」などのジャンル特定に絞ってピンポイントで使用する、といった具体的な構成案が示されている。

ツダイサオの発言アイコン

反応があるものが広まりやすくなった、と。


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で、その逆で外部サイトへのリンクを含む投稿は、Xの外に人を連れていくものとして、リーチを絞られるようになった。


ツダイサオの発言アイコン

だからURLを貼ると伸びない。


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ハッシュタグも似た話でね。前は検索流入のために使うのが有効だったけど、今のXは基本的にハッシュタグを推奨してない方向になってる。


ツダイサオの発言アイコン

じゃあ使わないほうがいい?


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一概にそうとも言えなくて。今のXの検索って、ピンポイントなキーワードより幅広く結果を出す仕様になってるから、ハッシュタグで情報をきっちりまとめておくのが有効な場面もある。スチームパンクのイベント告知なら、ジャンルとかイベント名を明確にしたいときとか。


ツダイサオの発言アイコン

でもインプレッションは下がる。


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そう、そこがトレードオフで。広く届けたいならハッシュタグなし、ジャンルで検索されたいならハッシュタグあり、って感じで目的によって使い分けるのが今のXとの付き合い方かな。


ツダイサオの発言アイコン

リンクを貼りたいときはリプライに回す、目的でハッシュタグの使い分けを考える、か。


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あとエンゲージメントを意識するなら、見た人が何か反応したくなる余白を残すのも効く。一方的な告知文より、読んだ人がちょっと関わりたくなる投稿のほうが、アルゴリズム的にも有利だから。


だから告知は"重ねる"ものだ


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ここまでわかると、繰り返して告知していい理由が腑に落ちてくるでしょ。


ツダイサオの発言アイコン

届いてる人が毎回違うから、繰り返すことに意味がある


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しつこさを感じるのは全部の投稿を見てるごく一部の人だけで、しかもその人たちも「何度も見てる」というより「また告知してるな、楽しみにしてるんだな」って受け取ってることが多いよ。


ツダイサオの発言アイコン

応援してくれてる人には、むしろ熱量として届く。


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告知に積極的な人のほうが、当日も来てもらいやすいし、買ってもらいやすい。「ちゃんと準備してる感」が伝わるから。


ツダイサオの発言アイコン

一回きりの告知で終わらせてる人は、その機会を全部捨ててるってことか。


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もったいないよね。作品はちゃんと作ってるのに、届ける努力をサボってる状態になっちゃってる。


告知には「種類」がある


3本の柱を持つ建物のイラスト。柱1は「出展告知(日程・場所・基本情報)」、柱2は「お品書き告知(新作・既存作の写真と値段)」、柱3は「当日の告知(設営後のブース写真やリアルタイムの現在地)」となっており、告知の目的と内容が整理されている。

ツダイサオの発言アイコン

でも毎回同じ文章を貼り直すだけじゃ、さすがに飽きられそうだけど。


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あ、そこ大事。告知って実は「種類」があるんだよ。全部が同じ告知じゃない。


ツダイサオの発言アイコン

種類?


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大きく3つで。「出展することを伝える告知」「お品書きの告知」「当日の告知」。それぞれ目的が違う。


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順番に教えて。


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まず「出展することを伝える告知」は、このイベントに出ます、日程はこれです、場所はここです、っていう基本情報を届けるもの。一番最初にやる。


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カレンダーに入れてもらうための投稿。


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そう。次が「お品書きの告知」。何を売るのかを事前に見せる投稿。新作はどれか、既存作品はどれか、を整理して伝える。


ツダイサオの発言アイコン

「当日何があるか」を先に見せておく。


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そして「当日の告知」。設営の様子とか、ブースの場所とか、「今日ここにいます」をリアルタイムで伝えるやつ。


お品書きには値段まで載せる


値段表記が読者の行動を促す4つのステップを示した階段状の図解。  

Step 1: 「素敵な作品だな」で止まる状態。  

Step 2: 「○○円か」と情報密度が上がり判断材料が揃う。  

Step 3: 「これなら買える」と購買意欲が高まる。  

Step 4: 「会場へ行く」という具体的な行動に変わる。
「値段を書くことは敷居を下げるためではなく、熱量を持った『正しい人』を集めるためのフィルターである」という補足がある。

ツダイサオの発言アイコン

お品書きの告知、具体的にどこまで載せればいい?


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値段まで。


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値段まで出すの。


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値段まで載せることで、見た人が「自分事」として受け取れるようになるんだよ。


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「自分事」というのは?


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「素敵な作品だな」で終わる投稿と、「素敵な作品だな、○○円か、買えるな」まで行く投稿って、その人の中でのテンションが全然違うじゃない。値段がないと判断できないから、「いつか見に行ければ」で止まっちゃう。


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「行くかもしれない」が「行く」に変わるための情報を渡してあげるってことか。


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そう。値段を見て「高いな」と思う人もいるかもしれないけど、それはそれでいい。「これなら買える」って思ってくれた人が当日来てくれるほうが、お互いにとって自然な出会いになるから。


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値段を出すのが「敷居を下げる」んじゃなくて、「本当に欲しい人を集める」ためなんだね。


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それに、値段まで書いてあると投稿として情報密度が上がって、その場で判断してもらえる。「また後で」じゃなくなる。


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なるほど。受注系のものはどうする?


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「○○円〜」でも全然いいよ。「ご相談ください」だけよりは、最低ラインの金額感が見えてるほうがずっと問い合わせが来やすい。金額がわからないものって、聞くこと自体にハードルを感じる人が多いから。


角度を変えて重ねる


X(旧Twitter)とInstagramの違いを整理した比較表。  

基本性質: Xはタイムラインで流れる「プッシュ型」、インスタは見に来られる場所「プル型」。  

主な役割: Xはリアルタイム告知、インスタはお品書きや写真の「保管場所・ギャラリー」。  

ハッシュタグ: Xはジャンル明示のみ、インスタは検索流入のために適切なタグ付けが有効。  

来場者の特徴: Xは当日思いつきの衝動的な来場が多く、インスタは事前に下調べをしており購買意欲が極めて高い。

ツダイサオの発言アイコン

3種類の告知があるのはわかった。でも同じイベントに向けて投稿を重ねるとき、毎回変化をつけるにはどうすればいい?


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「何を伝えるか」じゃなくて「誰のどんな気持ちに届けるか」を変えると、自然に角度が変わってくる。


ツダイサオの発言アイコン

もう少し具体的に聞かせて。


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たとえば同じお品書きの投稿でも、「作品の全体を見せる投稿」「一点に絞って込めた想いを話す投稿」「前回買ってくれた人へのお礼と今回の新作を繋げる投稿」って、それぞれ届く人の感情が違うじゃない。


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作品の情報は同じでも、語り口が違う。


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情報を「繰り返す」んじゃなくて、情報を「別の切り口で見せ直す」、っていう感覚かな。そう考えるとネタ切れにもなりにくい。


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確かに。「この作品に込めた○○への敬意」みたいな話は、告知でもあるし、読み物としても面白い。


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それがエンゲージメントにもつながるよ。一方的な宣伝文より、「この人の投稿読みたい」って思ってもらえる投稿のほうが、アルゴリズム的にも自分のアカウントの育ち方的にも有利だから。


Instagramは「検索される場所」として使う


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あと補足でインスタの話もしとくね。


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Xとは別の動き方が必要なの?


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根本的な役割が違う。Xはタイムラインで流れるもので、リアルタイム性がある。インスタは「見に来られる場所」として機能する感じ。


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プッシュ型プル型の違いか。


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インスタのほうが画像を綺麗に見せやすいから、お品書きや作品写真の「保管場所」として使うのが向いてる。当日「インスタ見てきました」って来てくれる人は、ちゃんと下調べして来てる人だから、購買意欲が高い


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事前にインスタで好きになってから来てくれる。


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だからインスタはXほど更新頻度を気にしなくていい。でも作品写真と値段と説明は、ちゃんと整えておく。ハッシュタグもXと違ってインスタはまだ検索に機能するから、ジャンルに合ったタグを適切に使うのは有効だよ。


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XとInstagramで戦略を分ける、と。


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「告知はX、作品ギャラリーはInstagram」ってざっくり分けるだけでも、全然違ってくるよ。


MaRyのイベント告知チェックリスト


告知のスケジュール(事前編)を図解したタイムライン。  

イベント2〜4週間前: 「出展します」告知。日程・場所・スペース番号をテキストでシンプルに伝え、URLはリプライに繋げる。  

3日〜2週間前: 「お品書き」告知。画像付きで値段まで掲載する。複数作品がある場合は、1点ずつ丁寧に見せる投稿を「複数回」に分けて出す戦略が示されている。

MaRyの発言アイコン

最後に、タイミングまとめて渡しとくね。


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助かる。


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イベント2〜4週間前は「出展します」告知。日程・場所・スペース番号(決まってれば)をテキストでシンプルに。URLはリプライに分ける。


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本文にはURLを入れない。


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イベント3~14日前にはお品書き告知。画像つきで、値段まで載せる。複数作品まとめたものでもいいけど、1投稿に全部詰め込まなくていい。むしろ1点ずつ丁寧に見せる投稿を複数に分けたほうが、それぞれちゃんと見てもらえるから。


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分けて出したほうがいいんだ。


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前日に「明日です」投稿。ブースの場所と、当日の自分の状態(何時からいます、など)を添える。来てくれる人への最終案内ね。


告知のスケジュール(直前・当日・事後編)を図解したタイムライン。  

前日: 「明日です」の最終案内。ブースの場所と当日のスケジュールを明記。  

当日(設営完了後): 「いまここにいます」のリアルタイム投稿。当日SNSを見て来場を決める層を逃さないための必須アクション。  

終了後: お礼と「次」への橋渡し。来場への感謝と共に次回の出展予定を提示し、新規フォローへ繋げる。

ツダイサオの発言アイコン

当日は?


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設営完了後に「いまここにいます」投稿。ブースの写真と場所をわかりやすく。当日SNSを見て「今日行こうかな」って決める人もいるから、これは絶対やる。


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当日に決める人、いるんだね。


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多いよ。で、終了後に来てくれた人へのお礼投稿。これが次のイベントへの橋渡しにもなるんだよね。「また出ます」って続きが見えると、フォローしてもらいやすくなる。


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終わった後の投稿が、次の告知の準備になるってことか。


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告知は一回で終わるものじゃないし、一つのイベントで終わるものでもない。積み重ねていくものだよ。


コラム:「届けること」と「発信すること」は違う


投稿することと、届けることは別のことだ。


「発信した」という事実は、自分の中に残る。 でも「届いた」かどうかは、受け取った側の中にしかない。


同じ100インプレッションでも、毎回届いてる人が違う。 それを知ってから投稿するのと、知らないまま投稿するのでは、 積み重なっていく先が変わってくる。


告知を「義務」じゃなく「届ける行為」として捉えたとき、 繰り返すことへの罪悪感は、少しずつ薄れていくかもしれない。


作品を作る丁寧さと同じだけの丁寧さで、 告知することができたらそれは、作品が「存在する場所」を広げることと同じだと思う。


告知の前に、まずイベントを知っておきたい人へ


「そもそもイベント出展って何から始めるの?」という人へ


告知の話をする前に、そもそもイベントへ行ってみることが最初の一歩。出展する側に回る前に、参加者として場の空気を知っておくと、何を伝えるべきかが変わってくる。全3回



「スチームパンクのイベントって実際どんな雰囲気?」が気になった人へ


日本最大級のスチームパンクイベント、日本蒸奇博覧会の記録。どんな作家が、どんな作品を、どんな空間で並べているのか、告知を考えるヒントも、ここにある。



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一般社団法人スチームパンク協会理事ツダイサオのプロフィール画像

文・構成:ツダイサオ(日本スチームパンク協会 理事)


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